抜け毛を悪化させる寝不足を改善する睡眠のポイント

寝不足は抜け毛を悪化させる大きな要因です。
健康な髪を育てるためには、チャップアップなどの育毛剤を使用するのと同時に、
十分な睡眠をとるよう心がけましょう。

なぜ寝不足だと抜け毛が増えるの?

頭皮と髪は日中さまざまなダメージを受ける

「寝不足はお肌の大敵」と、女性のあいだでは言われますよね?
これは髪と頭皮についても全く同じことがいえます。

髪と頭皮は、日中活動しているあいだ、さまざまなダメージを受けています。

それはまずは紫外線。
紫外線は活性酸素を発生させ、毛母細胞を損傷させます。

また汗をかけば、毛穴に皮脂が詰まり、
それが原因で起こった炎症で毛母細胞が悪影響を受けることもあります。

ホコリが頭皮に付着して、それが毛穴を詰まらせることももちろんあります。
冬の冷たい空気や冷房の風にさらされたりすると、
頭皮は血行不良を起こしたり、乾燥したりすることもあります。

ダメージを回復するのは寝ているあいだ

これらのダメージを修復し、頭皮と髪の毛を元の状態に回復するのは、
実は寝ているあいだです。
寝れば誰でも疲れが取れて元気になるものですから、
これは体験から理解できると思います。

寝ているあいだには、昼間に比べてより多くの成長ホルモンが分泌されます。
これが細胞の新陳代謝を高め、損傷の修復を効率的にします。

寝不足になれば、新陳代謝が低下して、損傷をうまく回復できなくなります。

髪の毛はいちばん後回しにされる存在

さらに困ったことには、寝不足になって新陳代謝が低下すると、
真っ先に髪と頭皮のダメージが修復されなくなるということ。
髪と頭皮の修復は、体全体の中でいちばん後回しにされる存在だからです。

睡眠によって、体はさまざまな器官の損傷を修復しなくてはなりません。
器官のなかにはたとえば心臓や血管など、
損傷が修復されなければ死に至るものもあります。

体は器官に優先順位をつけ、
そのような重要度の高い器官から先に損傷の回復をはじめます。

髪はなくなっても死ぬことはありませんから、優先順位が非常に低く、
もし寝不足の場合はそのまま修復されずに済まされます。

ですから寝不足になると、
もっともダメージを受けるのは「髪と頭皮」だということです。

寝不足はストレスの原因にもなる

さらに寝不足は、自律神経に悪影響を与えます。
寝不足がつづいてしまうと、
どうしてもイライラなどのストレスを感じやすくなります。

このストレス、薄毛の大きな原因になるのは、言うまでもないと思います。
ストレスは内臓の働きを低下させ、頭皮の血行不良につながるからです。

育毛に効果的な寝方は?

最低でも6時間は寝るようにしよう

髪と頭皮の損傷を十分回復するためには、まずは「睡眠時間」が重要です。
理想的には、睡眠は8時間取るのが一番いいとされています。

ただ現代は忙しい人も多いですから、
8時間の睡眠時間を確保するのはなかなか難しいかもしれません。
その場合でも、「最低6時間」は寝るようにするのがおすすめです。

夜10時〜2時のあいだは寝ているようにしよう

髪と頭皮に効果的な睡眠は、ただ長く寝るだけでは足りません。
寝る時間帯も大きく関係してきます。

損傷した器官が修復されるのは、
細胞の新陳代謝を高める成長ホルモンが分泌されるからです。
この成長ホルモンは、より多く分泌される時間帯が決まっていて、
それが夜10時〜2時なのです。

なので頭皮と髪の修復をより効果的に行うためには、
夜10時〜2時のあいだに寝ていることが大切です。
早寝早起きの生活習慣を作るよう心がけましょう。

ただし仕事などで、どうしても10時に寝るのは難しい人もいると思います。
その場合でも、12時には寝るようにするなど、
この10時〜2時の時間帯に少しでも寝るようにするのがおすすめです。

深く寝るようにしよう

睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2つがあります。
レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠りで、
睡眠中は、この2つの睡眠を交互にくり返します。

細胞の新陳代謝が活発になるのは、
この2つの睡眠のうちノンレム睡眠のあいだです。
なので睡眠は、「深く寝るようにする」ことも重要です。

近所の騒音で、なかなか深く眠れないという人もいると思います。
その場合は耳栓をするなど、少しでも深く寝られる工夫をしましょう。

またいちばん気を付けなければならないのが、「お酒」です。

「お酒を飲むと深く眠れる」と思う人もいるかもしれません。
たしかにお酒は入眠をしやすくする効果はあります。

しかしお酒は、少し醒めてくると体が興奮状態に入るため、
かえって眠りを浅くしてしまうことになります。
寝る直前にお酒を飲むのは避けるのがおすすめです。

毎日同じ時間に寝よう

さらに寝る時間はできるかぎり、毎日同じにするのがおすすめです。

体は生活サイクルを無意識のうちに記憶するものです。
毎日同じサイクルで生活すると、体は次に行うことに備え、
自然に準備するようになります。

なので毎日同じ時間に寝ることで、
より深く、効果的な睡眠を取ることが可能となります。

睡眠についての注意点は?

食事は寝る3時間前には済ませよう

食事を寝る直前にするという人もいるかもしれません。
忙しいとどうしてもそうなってしまいがちですが、
これは効果的な睡眠を取る上ではおすすめはできません。

寝る直前に食事をすると、寝ているあいだにも、
体は食べ物を消化・吸収しなくてはなりません。

食べ物の消化・吸収は体の大きな負担となるので、
寝ているあいだにそれをしないといけなくなると、
体は細胞の損傷修復を十分行うことができなくなります。

ですから食事は、寝るまでに完全に消化・吸収してしまえる時間、
寝る3時間前までには済ませるようにしましょう。
お酒を飲むのも同様で、やはり3時間前までには飲み終わる必要があります。

食後にコーヒーやお茶を飲む人もいると思います。
でもこれは、カフェインの作用によって脳が興奮状態になり、
睡眠の妨げになりますので、夕食時には避けるのがおすすめです。

シャンプーは夜するようにしよう

シャンプーを朝する人も多いと思います。
たしかに朝シャンプーすると、頭がサッパリしますから、
1日を気持ちよく過ごせる気がしますよね?

でもこれは、効果的なすいみんという観点ではおすすめできません。
夜にシャンプーをしないで寝ると、
頭皮の損傷を修復するための妨げになるからです。

夜にシャンプーしないと、頭皮や髪に1日の間についた皮脂や汚れを、
そのままにして寝ることになります。
皮脂や汚れは、いずれも頭皮に悪影響を与えますから、
それが頭皮についたままでは修復は十分おこなわれなくなってしまいます。

ですから夜は、かならずシャンプーしてから寝るようにしましょう。
もし朝にシャンプーしたい場合は、
1日に2回シャンプー剤を使用すると皮脂のとり過ぎにつながりますので、
お湯だけで髪を洗うようにするのもおすすめです。

シャンプー後はかならず髪を乾かそう

夜シャンプーして寝る場合、
髪を乾かさずにそのままにする人もいるかもしれません。
夜は、それから出かけるわけではありませんから、
髪を乾かして整髪する…、などのことは必要ありません。

でも髪が濡れたまま寝ると、
それによって髪と頭皮に雑菌が繁殖することがあります。
雑菌の繁殖は、頭皮に炎症を起こすなどして悪影響を与えます。

また髪を濡れたままにしておくと、水分が蒸発する際に熱を奪うため、
頭皮の温度が下がります。
それにより、頭皮の血流が低下することがあります。

夜シャンプーしたら、必ず髪は乾かしてから寝るようにしましょう。

夜は湯船に浸かるようにしよう

最近では、お風呂はシャワーを浴びるだけで、湯船に浸からない人も増えています。
でもこれは、効果的な睡眠を考えた場合にはマイナスです。

湯船に浸かることは、自律神経を交感神経から副交感神経に切り替えて、
精神と体をリラックスさせる効果があります。
リラックスすることで、より深い睡眠を取ることができるようになります。

リラックスするためには、お湯の温度はあまり熱くしないのがおすすめです。
38℃くらいの少し温めのお湯に、15分〜20分くらい、
長めに浸かるようにしましょう。

なかなか寝られない人はどうしたら良い?

夜寝床に入っても、なかなか寝られないという人もいると思います。
その場合、上のように寝る前にきちんと湯船に浸かることのほか、
次のような工夫をしてみましょう。

自分に合った枕を探す

「うまく寝られない」という場合、
枕が自分に合っていないことも原因かもしれません。
枕の高さや形、硬さの好みは、人によって千差万別です。

ですから寝具店に足を運んで、自分に合った枕を探してみるのはおすすめです。
専門店では、適切な枕の高さを計測してくれるところもあります。

布団やマットレスを替える

枕だけでなく、布団やマットレスなどが体に合っていないために、
きちんと寝られないこともあります。
その場合には、布団やマットレスを上質なものに替えると、
よく寝られるようになります。

カーテンは光を遮るものを選ぼう

寝ているあいだに外から光が入ってきて、
それが原因でなかなか眠れないということがあります。
その場合、カーテンを替えてみるのはおすすめです。

カーテンは、通常の布のカーテンとは異なる、
「遮光カーテン」と呼ばれるものがあります。
これだと外からの光を完全に遮ってくれます。

豆電球をつけて寝る

また逆に、「あまりにも真っ暗で寝られない」ということもあります。
寝る際には、小さな豆電球をつけ、
薄明かりがあるようにするとよく寝られるようになります。

部屋の温度に気をつける

部屋は、暑すぎても寒すぎても寝られないものです。
暑い場合は窓を開ける、寒い場合は暖房をつけるなどして、
部屋の温度を調節しましょう。

ただしエアコンの使用には、気をつけることが必要です。
エアコンは部屋を乾燥させ、それが頭皮に悪影響を与えることがありますので、
設定温度は控えめにしましょう。

アロマやお香を焚く

アロマやお香は、入眠効果があるものもあります。
自分が好みの香りのものを探してみるのもおすすめです。